伊豆の国市 T様邸

伊豆の国市 T様邸新築住宅⑧

こんにちは。
今日は、3月11日の現場打合せの様子をご紹介いたします。

キッチン

仕上げに使う板材

次の間からお茶室を見る

お茶の間説明の様子

仕上板の説明の様子

お茶室説明の様子

上段3枚の写真は、この日の現場内の様子です。

今はこんな感じになっています。

まだまだ、ですね(^_^;)

 

下段3枚は、打合せの様子です。

10時からお時間を頂いて、造作収納や仕上げに使う板材の紹介と説明、その他この時点でのお施主様からの疑問点や造り付収納などのご希望、そして私たちからのご承知いただきたいことなどをお話ししました。

下段左の写真は、ダイニングと行き来できる茶の間(和室6畳)の収納箇所の説明や、エアコンの本体が見えないようにどうやって施工するかの説明をしているところです。

設計の段階でもご説明させて頂いていますが、お互いの再確認の意味を込め、再度ご説明いたしております。

 

下段真ん中の写真は、仕上げ板材のご紹介とどこに使用する予定のものかのご説明をしているところです。秋田杉や吉野松、銀杏などがここには立て掛けてあります。

仕上げ材は、使いたい箇所の出来上がりや、その個所ごとに要求される機能に合った特徴を持つ材料を選んであります。

例えば、玄関框には欅や檜をよく使いますが、出来上がった時に柔らかい印象を出したかったため、今回は銀杏を選びました。

材料の選別は社長自ら、社内の在庫を確認したり、材木市場に出向いて探しています。

 

下段右の写真は、お茶室の床の間の説明をしています。どの仕上げ材を使うか、どんなふうに施工するか説明中です。

 

上記以外にも、造作収納のことや、製作予定のダイニングテーブル、引出し付きの事務机などのご希望・ご要望をお聞きし再確認いたしました。

1時間の打ち合わせは無事に終了し、今も現場は日々、鋭意施工中です^^

 

伊豆の国市 T様邸新築住宅⑦

今日の現場の様子をご紹介します。

付け柱下の下張材

大工さん加工の様子

付け柱取付けの様子

縁側掃出窓ひさしの端処理

下屋下がり棟の袖葺き

こちらも袖葺き

 

今は外壁の付け柱にとりかかっています。
壁内へ雨水が万が一侵入すると大変なので、付け柱の下にも下張材としてフェルトを張っています。
大工さんが付け柱の加工をしてから取り付けます。
綺麗にはまるところが、見ていてとても気持ちがいいです。
綺麗な納まりは、本当にほれぼれしますね!

綺麗と言えば、屋根。板金屋さんが綺麗な仕事をしてくれています。
橋処理も本当に丁寧です。
縁側掃出窓の庇の端処理も、幅を細く処理してくれているので(下段左写真の赤矢印で示した部分)しゅっとしていて上品で格好がいいですね!
この幅の細い処理は中々珍しく、他ではあまりみられません。

珍しいと言えば、この下屋の下がり棟の部分(下段真ん中写真の下段の屋根)
いろんな葺き方がありますが、これは袖葺きといいます。本当に珍しい葺き方です。
板金屋さんがこのおうちに合わせ、屋根の形や見え方を考慮した上で最適な方法で葺いてくださいました!
屋根の葺き方ひとつとっても、見た目の印象は大分かわるので、そこを理解してくださっている板金屋さんに心から感謝です。
お施主様のご希望、設計の意図を上手く汲んでくださっています^^

出来上がりが楽しみですね!
今日の現場の様子でした!

伊豆の国市 T様邸新築住宅⑥

設計・施工を請け負います「アーキ工房」です。

前回に引き続き、T様邸 和風住宅新築工事のご紹介です。

今回は、建て方・上棟式のご紹介をしていきたいと思います。

 

①10/11足場準備

②10/12足場完了、建て方作業

③10/12建て方

①足場かけの様子です。建て方に先立って、足場を設置します。

②・③建て方1日目。人力で運ぶのはとてもじゃないですが時間がかかるので、クレーンで部材を吊り上げて組んでいきます。
職人さん総出で組み立てます。もちろん、我が社の若手ホープ2人も加わっております^^

④10/13建て方2日目

⑤10/13建て方2日目

⑥10/13建て方2日目

④~⑥段々と雲行きが怪しくなってきました・・・。
丁度、台風が接近してきている、とのニュースでひやひやし始めます・・・。
急にざっと降ったり変な天気でした。

⑦10/14建て方3日目、上棟式本日

⑧10/14建て方3日目、上棟式本日

⑨10/14破魔矢、破魔弓

⑦と⑧は上棟式当日の様子ですが、雨脚は弱くなったりたまにちょっと強めに降ったり、何より肌寒い日でした。お施主様が暖かいお茶をご準備してくださり、休憩中、職人さんもほっと一息つくことができました!差し入れにも気を配ってくださり、細やかなお心遣いに本当に感謝、恐縮です。

⑨雨が納まり始めたころを見計らって、式の準備です。
破魔矢と破魔弓を竹で作り、鬼門に向けて設置します。鬼門・・・そう艮(うしとら=北東)の方角ですね^^

⑩10/14上棟式祭壇

⑪10/14式の様子

⑫式終了、4日後の様子

⑩雨でぬれていて危険なので、今回の式は屋根の上ではやりませんでした。T様のお宅は平屋なので1階ですが、例えば2階建てのお宅の場合は2階部分でやったりします。(△伊豆の国市のK様邸△沼津市のS様邸<△上棟式の様子>はそれぞれ屋根の上ではなく2階で式を執り行いました。△クリックで各ページに飛びます)
また、たびたび紹介していますが、上棟式は地域(棟梁)によって違いが結構あるようです。アーキ工房で棟梁にお願いするときは、祭壇に烏餅(からすもち)というものを用意します。この餅は、式が終わった後も下げずに置きっぱなしにしておくのですが・・・もしこの餅が無くなっていたら、縁起が良いのだそうです。厄を持って行ってくれる、らしいですよ(棟梁談)
通常屋根に置きっぱなしになるので、烏か何かが持っていくんでしょうね。ここの現場の上空は烏より鳶が多い感じですが^^
因みに、上棟式で頂いたお餅は焼かずに煮て食べるのが良いそうです。焼く=火事を連想するので縁起が良くない、ということですね・・・焼き餅が好きなんですが、ここは雑煮で・・・(^^;)

閑話休題。

⑪式の様子です。棟梁が式を執り行います。お施主様ご夫婦と、我が社の社長、若手2人が同席します。
上棟、おめでとうございます。

⑫式は無事に終了しましたが、この後数日に渡って天気がぐずつき、4日後にようやく青空が見えましたが、すぐに天気は変わってしまいました・・・。空の機嫌だけはどうしようもできません・・・。空とにらめっこしながら、出来るところから進めていきます。

 

それでは、今回はこの辺で・・・!

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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アーキ工房

T様邸のご紹介はまだまだ続きます、また次回をお待ちください^^

伊豆の国市 T様邸新築住宅⑤

設計・施工を請け負います「アーキ工房」です。

前回に引き続き、T様邸 和風住宅新築工事のご紹介です。

今回は、土台工事の紹介をしていきたいと思います。
(画像をクリックするとちょっと大きめの画像が見れます)

①墨出し位置確認

②土台アンカー位置穴あけ

③土台仮置き状況

①土台の芯の墨出し位置を確認しています。
万が一ここに間違いがあると、場合によっては柱などの設置位置や組む箇所がずれて家が建てられない!・・・というのは大袈裟ですが、今後の工程に悪影響を及ぼし、どちらにしろ良いことは全くありません!全てが建ってからでは修正がきかないので、この段階でしっかり確認をして問題がなければ次へ進みます。

②・③各土台部材を据付ける箇所に仮置きし、アンカーボルトの位置に印をつけて穴をあけ設置していきます。
ここで穴を開ける位置を間違えると基礎の上に設置したときに、適切な位置にアンカーボルトが出てきません。差し金と鉛筆を使って印を打ち、穴あけ用のドリルで土台面に垂直に穴を開けます。

④ケミカルアンカー

⑤勝手口軒先柱沓金物設置

⑥土台据付状況全景

④・⑤勝手口の軒先柱の沓金物は、あと施工アンカーでで取り付けます。
④はケミカルアンカーです。ケミカル(=化学的)ですから、薬剤を使い化学反応を利用してアンカーボルトを固定します。
⑤バッチリ固定できました!

 

⑥土台据付状況の全景です。こんな感じで土台の据付が完了します。

 

 

次回は建て方開始から上棟式までをご紹介します。

伊豆の国市 T様邸新築住宅④

設計・施工を請け負います「アーキ工房」です。

 

前回に引き続き、T様邸 和風住宅新築工事のご紹介です。

 

今回は、鉄筋工事~基礎工事までを紹介していきたいと思います。

 

 

捨コン上に建物の通り芯や立ち上がり芯などの「墨出し」作業を行い、それに準じて基礎配筋工事を行います。

配筋状況です。

多くの方がイメージされているとおり、大変重要で大事な工程でもあります。

※チェック事項は・・・

・配筋の形状
・鉄筋の径
・配筋の配置
・配筋のレベル
・配筋のピッチ
・配筋の継手の位置
・配筋の継手の長さ
・配筋の定着長さ
・かぶり厚
・補強筋(コーナー部・開口部)
・スリーブ
・逃げ配管の状態

これらの項目を確認しながら配筋組を行います。

続いて第三者機関より行う「配筋検査」です。

鉄筋相互の幅や型枠との距離がしっかりとれているか、などを検査します。もし、ここで適切ではない箇所があれば是正の指示が入ります。この日も、問題なく検査は終了しました。

そして・・・

 


検査に合格し、基礎ベースのコンクリート打設です。

コンクリート強度21KN/c㎡のレディーミクスコンクリート(工場調合による生コンクリート)を使用し、圧送車を用いて打設します。


ジャンカやコールドジョイントができないように、バイブレータで締固め、

コンクリートの表面を平滑に仕上げるための均し作業を行い、打設完了です。

続いて、基礎立ち上りの型枠工事です。
位置や高さを確認しながらアンカーボルトも設置します。

この工程に入る前に、再度「墨出し」作業を行い、図面通り正確に立ち上りの位置を出してあります。


打設の準備ができました。

ここでのチェック項目は、、、

・型枠(基礎立上りの内側)
 設置状況(固定・並びに乱れがないか)
 ゴミ等の付着物(鉄筋の付着物も)
・金物
 アンカーボルトの位置
 アンカーボルトの固定
 アンカーボルトの傾き
 アンカーボルトの埋め込み寸法
・コンクリート
 JIS規格のコンクリートか
 バイブレータでしっかり締め固めをしているか
 クラック(ひび割れ)
 ジャンカ
 コールドジョイント
 天端の水平
 コンクリートの打継面の状況
 出荷伝票
 配合計画書
 基礎の幅・高さ

これらの項目を目視や道具を使って確認した後、圧送車を用いてコンクリートを打設します。


コンクリート打設完了後、養生期間(5日)を経て型枠脱型です。

その後、土台工事に移るわけですが、その前に、玄関やお風呂場・勝手口などの箇所に仕上がり時の高さを見越して
あらかじめ増し打ちコンクリートの打設や柱脚金物の設置など、細かい工事を行っていきます。


基礎工事完了です。

綺麗に仕上がりました!

 

 

次回は、土台工事からのご紹介となります。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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伊豆の国市 T様邸新築住宅③

設計・施工を請け負います「アーキ工房」です。

 

前回に引き続き、T様邸 和風住宅新築工事のご紹介です。

 

今回は、地鎮祭~捨コンクリート工事までを紹介していきたいと思います。

 

 

 

 

「地鎮祭」

工事の無事や安全と建物や家の繁栄を祈る儀式となります。

天候にも恵まれ、青空の下、行いました (^_^)/~

 

 

続いて地業工事となります。今回は、柱状改良工法を用いました。

柱状改良とは
軟弱地盤が2メートル以上8メートル以下の深さの場合に用いられる方法で、
土の中にコンクリートの柱を造ってしまう方法です。

施工状況です。

施工完了です。丸いところは全て柱状改良の部分です。

 

地業工事が終わると、土工事に入ります。

先ずは、「遣り方」と言って建物の位置や高さの目印を出した後、

重機や機械を使って、地面の掘削や砕石の敷き均しと転圧を行います。

転圧完了です。

そして、その上から、地面からの湿気が建物に上がってこないように

 

防湿シートを全面に隙間なくしっかりと敷き込みます。

その後、捨コンクリートの打設となります。

コンクリート打設風景です。

 

綺麗に打設が終わりました。

そもそも、「捨てコンクリート」とは、

 

基礎の底面を平らにし、基礎など構造体の位置を決めるために敷くコンクリートです。

砕石の上では印をつけるのが大変なので、捨コン(捨コンクリート)の上に、

測量機器を用いて、墨出し工事を行うという訳です。

また、こうすることで職人さんの作業のしやすさも、ぐんと上がります。

捨コンは、建物自体の強度に直接関係することはありません。

しかし、こういった見えないところをしっかりする、ということは、

その後の作業のしやすさや、設計どおり正確に建物を建てていく、ということに関して、

とても重要な役割を担っています。

 

 

こうして、この上に、段々と建物が建っていきます。

 

 

次回は、鉄筋工事からのご紹介となります。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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伊豆の国市 T様邸新築住宅②

伊豆の国市で、設計・施工を請け負います「アーキ工房」です。

 

前回に引き続き、新築住宅工事のご紹介の前に、

ハレとケについてお話したいと思います。

 

 

日本人の伝統的な世界観のひとつで、

日本人の心に伝統的に根付いてるものです。

1年間を振り返ると、正月から始まり、年越しまで行事やイベントなどが毎月あります。花見をしたり、海に行ったり、、、そのような「非日常」をハレ(晴れ)、それ以外の普段の生活をケ(褻)と呼び、和風建築にもお客さんをもてなす空間や、プライベートな空間の区別が生かされてます。

家の中に入るときに靴を脱いだり、トイレ用のスリッパに履き替えたり、板の間や畳など、日常に空間の区別をすることによって、普段の生活にメリハリが生まれてきているのだと思います。

 

もちろん近代建築や西洋建築にも良さはあります。

そんな中でも、季節の移り変わりを実感でき、雰囲気が変えられる場所を家の中にいくつも設けてあるのは和風建築の良さでもあります。

「ハレとケ」のデザインを意識することは家づくりの大事なポイントのひとつではないでしょうか。

 

 

 

というわけで、前回に引き続き、T様邸和風新築工事のご紹介です。

擁壁工事のコンクリート打ちが無事終わり、型枠の脱型後です。

最終的には舗装側が「建仁寺垣」、敷地側に伸びてる方が「細美垣」となり、

 

奥には「築地塀」も順次造っていく予定です。

 

 

盛土工事です。しっかり転圧しています。↓

 

縄張りをして地鎮祭の準備ができました。↓

続いて、地業工事から基礎工事へと進んでいきたいと思いますが、

 

次回へ続きます。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

 

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伊豆の国市 T様邸新築住宅

こんにちは。

設計・施工・監理を請負いますアーキ工房です。

 

今回は新築和風住宅の工事記録をブログに上げていきたいと思います。

 

これから家を新しく建てたい人や、建築に興味のある人に少しでも参考になっていただきたいと思います。

 

これまでの工事過程を簡単に紹介します。

既存建物の解体工事着工前です。

 

 

 

解体工事が終わり、続いて地盤調査です。

地盤調査の位置は、あらかじめ縄張りをして予定建築物の四隅、中央の調査となります。

 

続いて造成工事です。擁壁のコンクリート打設前の型枠工事が完了しました。

写真内のボイドは外構工事にて支柱を建てるために、コンクリート打設時に埋まらないようにあらかじめ設置してあります。

 

 

次回へ続きます。

 

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