蔵風事務所

伊豆の国市 T様 蔵風事務所⑫

ご無沙汰しておりました。
日中は蒸し暑かったり、朝晩は涼しかったりしていますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
季節の変わり目は風邪をこじらせ易いですし、注意したいですね。

さて、今日は「伊豆の国市 T様 蔵風事務所⑫」をお送りします。
今回は、相談室、中二階、執務室の様子を紹介します。

執務室下地完了執務室下地完了(2)施工風景

 

 

これらの写真は執務室の様子です。
上2枚は下地が終わったところ、左の一枚はクロスを施工しているところです。施工が完了したものが、下2枚の写真です。

 

 

 

 

 

クロス完了クロス完了(2)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

相談室テーブル相談室テーブル(2)内装左官仕上げ完了内装左官仕上げ完了(2)階段完成

 

 

これら5枚の写真は相談室の様子です。
左上から、造り付テーブルの施工の様子、内壁の左官仕上げが完了した様子と階段が完成したところです。

 電気工事と建具が入れば完成になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 中2階中2階(2)点検口

 

 

こちらの4枚の写真は、中二階の様子です。
こちらも、電気工事が終われば完成です。

左の写真とその下の写真の2枚は点検口の写真です。何があるのか、とわくわくしながら開けてみても、中は真っ暗で何も見えませんcoldsweats01
子供でなくても、ちょっと開けてみたくなりますよね?
え?そんなことはない?

 取っ手部分は、庭木を切った時に出た枝を加工しました。

 

 

点検口(2)

 

 

さて、今回はここまで。

次回は外壁の様子を紹介します。

 

 

 

 

 

 

伊豆の国市 T様 蔵風事務所⑪

こんにちは。
日中は本当に暖かくなってきましたが、朝晩はそれでも冷えますね。

今日は「伊豆の国市 T様 蔵風事務所⑪」の施工風景を紹介します。
(写真にマウスポインタをのせると簡単な説明が出ます。)

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左の写真と上1枚、下3枚の写真は階段が出来上がっていく様子を簡単に追ったものです。大工さんの手で少しずつ出来上がっていく様子がわかります。

 

 

 

 

 

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後は手すりがつけば階段は完成です。

部屋の壁はまだ石膏ボードのままですね。
これから仕上げ材を施工していきます。

 

それでは、続きはまた次回に。

伊豆の国市 T様 蔵風事務所⑩

こんにちは。
石焼き芋がおいしい季節ですね。枯葉を集めて作りたいですが、火事に気を付けないといけませんねshock

今日は「伊豆の国市 T様 蔵風事務所⑩」をお送りします。

 

瓦工事天窓鬼瓦

上3枚と下4枚の写真は屋根・瓦工事、玄関庇工事の様子です。

写真の格子状の横材は”瓦桟(かわらさん、かわらざん)”といって桟瓦を引っ掛けるためのものです。瓦桟の下の縦材は胴縁です。
その下の黒っぽいシートは”ルーフィング(防水シート)”です。

鬼瓦の写真があります。この鬼瓦、棟の端に取り付けられる役瓦(袖瓦など、特殊な部分に葺く瓦のことをこう呼びます。それ以外は、地瓦と呼びます)なのですが、実は鬼の面でなくとも、この部分に葺く瓦は全て、鬼瓦と呼ばれます。

例えば、家紋であったり、花や福神、魚などの生き物の彫刻であっても”鬼瓦”と呼びます。(特に鬼面でない鬼瓦のことを”鬼板”と呼んだりします。)

 

 

瓦工事②庇垂木瓦桟板金工事

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続けて、外壁工事の様子を途中までご紹介します。

上棟式が済んだ後からの工程です。
防湿・防水・防風シート→胴縁→合板(壁下地)の順に進んでいきます。

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左の写真は上下で下地の色が違いますが、どちらも合板です。
但し、黒い合板は表面が梨地になっていて特にこの後の工程でモルタルを扱うときに、その喰いつきをよくするため下地として使用します。

今回は、漆喰仕上げにするので、その下地にモルタルを使用します。
謂わば、この合板は”下地の下地”になります。

 

さて、今回はここまで。
次回は、室内の様子を紹介していこうと思いますhappy01

伊豆の国市 T様 蔵風事務所⑨

こんにちは。
 寒いのは嫌ですが、毎朝富士山が綺麗です。

今日は「伊豆の国市 T様 蔵風事務所⑨」を紹介します。
(画像にマウスポインタをのせると写真の説明が出ます。)

 

材料搬入防蟻剤塗布基礎パッキン配置土台据え土台完了

 

 

 

5枚の写真は 「材料搬入→防腐・防蟻剤塗布→基礎パッキン配置→土台据え」 までの流れを追ったものです。
基礎パッキンは、主に床下の通気・換気に使用されるものです。
写真のように、基礎と土台の間に挟むようにして使います。

 

 

 

建て方①建て方②建て方③建て方④

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上の4枚の写真は建て方の様子を追ったものです。
土台→柱→横架材と組み立てていきます。

建て方・中より太鼓梁

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上の二枚の写真は建て方の様子を、中から撮ったものです。

 

建て方⑤建て方⑥建て方・中より2建て方・中より3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここまでで所謂「建前」にあたる仕事の完了です。
このあと、上棟式を行います。
次回は屋根と外装工事の紹介をしていきます。

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伊豆の国市 T様 蔵風事務所⑧

こんにちは。
11月に入って朝晩に限らず肌寒い日が多くなってきました。

今日は「伊豆の国市 T様 蔵風事務所」その8をお送りします。

 

加工中

 

現地で基礎工事が進められている頃、製材所では大工さんが材料の加工を進めていました。

 

その材料加工が一通り終わるまでの流れを写真で紹介していきます。

 

 

各写真とも、マウスポインタ(カーソル)を乗せると写真の説明が出ます。

 

 

 

原寸おこし

図面チェック

原寸おこし

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上の写真3枚は、図面を原寸におこして勾配などの確認をとっているところです。

 

しるし付け太鼓梁太鼓梁加工仕上チェックカンナ掛け

これらの写真は材料の加工をしているところです。

土台や柱、梁、垂木など主な軸組部の加工です。

特に左の上から2枚目の「太鼓梁の加工」は、プレカットではできない加工で、日本の伝統の技が今に伝わっていることを実際に見て感じることができます。

加工が済んだら、現場へ運んで養生します。

 

 

次回へつづく→

 

加工完了

伊豆の国市 T様 蔵風事務所⑦

こんにちは。
久しぶりの更新になります。
ここのところ暑い日が続きますが、皆さま如何お過ごしでしょうか?

「伊豆の国市 T様 蔵風事務所⑦(基礎の完了)」をお送りします。
ちょっとピッチアップしていきたいですね・・!

 

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布基礎の配筋をしています。

全ての鉄筋が組み終わったら、生コンを打ちます。

 

 

 

 

 

 

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ベタ基礎スラブコンクリートの打設です。

ところで、鉄筋が立ち上がっている部分がありますが、ここには、あとの工程で建物の土台が載る布基礎が立ち上ります。

 

生コンが固まったら、土台の載る部分に型枠を組んで再び生コンを打ち、布基礎の完成です。

 

 

 

 

 

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これで基礎が完成しました。

次回はいよいよ、柱などの材料(木材)の加工現場の紹介をしていこうと思います。
おたのしみにnotes

伊豆の国市 T様 蔵風事務所⑥

青空にひらひら桜の花びらが舞ってますね。

こんにちは、ブログ担当の野中(美)です。
4月に入ったばかりだというのに、青空・新芽・散り残りの桜、とセットになると「もう夏か・・・」と思ってしまいます。
今年の桜は本当に駆け足でしたねぇbearing

 

さて、前振りは置いといて、「T様 蔵風事務所」完成までの工程の続きを写真を交えながら紹介していきます。
前回は、深基礎の捨てコンを打つところまでをお送りしました。今回はその続きからです。

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捨てコンを打ち、墨出しをしたら、型枠→鉄筋の順で組んでいきます。
(右上の写真が全て組み終わった後の写真です)

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組み終わったら生コンを打ち、固まった所で枠を外します。

 

 

 

再び型枠と鉄筋をみ、生コンを打って枠を外すと、深基礎の完成です。
(下写真3枚参照)

 

 

 

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これで残した石積(石垣)に加重をかけることなく建物を建てることができます。

土を戻します。

 

 

写真が多くなりますので、今回の更新はここまで。
次回はベタ基礎~基礎工事完成までをお送りしますhappy01

伊豆の国市 T様 蔵風事務所⑤

こんにちは。寒い日が続きますねsnow

今日は、「伊豆の国市 T様 蔵風事務所」その⑤をお送りします。
前回からの続きで、基礎工事(深基礎)の工程紹介をいたします。

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上の写真は、型枠(木板の部分)が組み終わり、鉄筋を組んでいるところです。
専用の道具と針金を使って土木屋のお兄さん達が鉄筋を組んでいきます。

冬の寒い日も辛いですが、夏の炎天下での作業はそれ以上に辛いものがありますwobbly
特に暑い日には水分補給に気をつけて・・・!

 

i_ts020.jpg全て組み終わったら生コンクリート(以後、生コンと表記します)を打ちます。
ところで、何故「生コンを打つ」「コンクリートを打設する」というのでしょうか。

それは、生コンを型枠へ流した後の工程にあります。
生コンを流しいれた後、型枠へそのまま放置というわけにはいきません。砂・砂利(これらを骨材と呼びます)、水、セメントと共に練られた生コンには、その練り込む過程で空気も混ざっています。
例えば、納豆をかき混ぜると、あのネバネバした中に気泡がいくつも出来て白っぽくなりますよね。あそこまで目視できるほどではありませんが、生コンも材料を混ぜる過程で空気が混ざります。
この空気は、型に流す時には適度な流動性をもたらしてくれますが、型に流しいれた後はそれらの気泡がコンクリートの強度を低下させる初期欠陥をもたらします。
また、流し入れたままの状態だと型の隅々まで生コンが行き渡っていなかったり、材料の混ざり方にムラがあったりすると骨材とセメントの分離を生じたりします。

 

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そこで必要なのが「打つ」という作業です。
流しいれた生コンの中を棒で突付いたり、振動機を入れたり、型枠の外から木槌などで打ったりして生コンを型の隅々にまで行き渡らせて締め固めます。
こうすることで、材料のムラを無くし、気泡を外に逃がして充分な強度を持ったコンクリートに仕上げます。
しかし、こうした振動を与えすぎると、今度は材料同士の分離を招くなど逆効果になってしまいます。
過ぎたるは及ばざるが如し。
適度な振動を与えることが重要なのですね。

 

 

 

 

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生コンが完全に固まる前に型枠を外します。
これは、完全に生コンが固まってしまうとコンクリートが型枠に食いついて容易に外せなくなり、無理に剥がそうとするとコンクリートが欠けてしまったりするからです。

 

 

 

 

 

 

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完全に固まったら、再び鉄筋と型枠(鉄板部分)を組んで生コンを打ちます。
同じように型を外し、固まった所で掘り起こした土を埋め戻していきます。

 

 

ここまでで「深基礎」づくりは完了です。

次回は「ベタ基礎」づくりを紹介していきます。

 

お付き合い下さい!

 

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伊豆の国市 T様 蔵風事務所 ④

こんにちは。

前回の更新から大分、間があいてしまいましたが「伊豆の国市 T様 蔵風事務所」の工程紹介の続きをしていこうと思います。

尚、この物件はお引渡しが完了しましたので、画面上部にある「プロダクション」より”その他”の項目にて、完成後の外観及び内観の写真を全てではありませんが載せています。あわせてご覧下さいnotes

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さて、ここからはいよいよ基礎の工事に入っていきます。

 

まずは、石垣の中の土を掘っていきます(これを専門用語で「根切」といいます)。
古い石積みを残し、石積みに建物の加重をかけないための深基礎を造るためです。

 

 

 

 

 

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i_ts012.jpg掘り終わったら、ある程度高さを揃えながら砕石を敷いて突き固めます。

次に捨てコン(捨てコンクリート)を打ちます。捨てコンは均しコン(ならしこん)ともいいます。構造上は特に重要ではないのですが、凹凸を均して平行をとったり、墨出しのための下地を得るために必要な工程です。

墨出しとは、例えば洋裁で言うと、型紙の出来上がり線を「布(生地)へチャコペンでしるしをつけて写す」ようなものです。このしるしがないと型紙どおりに縫うことが出来ませんよね。型紙を使わないにしても、どこかにしるしを打たなければ綺麗に仕上げることは難しいと思います。

建物を建てるときも基本は同じで、型紙つまり図面どおりのものを造るには見えない所の作業をいかに丁寧に行なうかも重要になってきます。
墨の間違いに気付かないまま作業を進めてしまうと大変です。ですから、しるしをつけたらつけっ放しにするのではなく、必ず最後に確認をします。

 

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紹介する写真が多くなってきました・・・
ページが重たくなってしまうので、中途半端ですがひとまずここで区切ります。

次回は配筋作業からです。
まだまだ基礎工事は続きます・・・
お付き合い下さいconfident

 

 

今日の現場

こんにちは!

今年ももう、あと3日で終わりですね。
1年・・・早いものです・・・

 

今年最後になる現場は、「伊豆の国市 T様」の現場です。

完了検査を一昨日行い、全て、無事に終了しました!

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12月に入ってからは天候が崩れるなどして特に外工事の行程に遅れが生じましたが、何とか無事、年内に完了することが出来ました。
お施主様にも満足いただけたようで、何よりです!

しかし、これから1年間は特に建具に不具合が生じ易い時期でもあります。これはどうしても仕方がないことで、ここを通過することによって段々とその建物に建具が馴染んでゆく、そんな大切な期間でもあります。
何かちょっとおかしいな、そう感じたら遠慮なくご連絡下さい。

勿論、建具以外の不具合もご連絡を!

 

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アーキ工房は、今日が仕事納めです。
仕事始めは7日から!

どうぞ皆さん、よいお年をお迎え下さい!