2017年11月

伊豆の国市 T様邸新築住宅⑥

設計・施工を請け負います「アーキ工房」です。

前回に引き続き、T様邸 和風住宅新築工事のご紹介です。

今回は、建て方・上棟式のご紹介をしていきたいと思います。

 

①10/11足場準備

②10/12足場完了、建て方作業

③10/12建て方

①足場かけの様子です。建て方に先立って、足場を設置します。

②・③建て方1日目。人力で運ぶのはとてもじゃないですが時間がかかるので、クレーンで部材を吊り上げて組んでいきます。
職人さん総出で組み立てます。もちろん、我が社の若手ホープ2人も加わっております^^

④10/13建て方2日目

⑤10/13建て方2日目

⑥10/13建て方2日目

④~⑥段々と雲行きが怪しくなってきました・・・。
丁度、台風が接近してきている、とのニュースでひやひやし始めます・・・。
急にざっと降ったり変な天気でした。

⑦10/14建て方3日目、上棟式本日

⑧10/14建て方3日目、上棟式本日

⑨10/14破魔矢、破魔弓

⑦と⑧は上棟式当日の様子ですが、雨脚は弱くなったりたまにちょっと強めに降ったり、何より肌寒い日でした。お施主様が暖かいお茶をご準備してくださり、休憩中、職人さんもほっと一息つくことができました!差し入れにも気を配ってくださり、細やかなお心遣いに本当に感謝、恐縮です。

⑨雨が納まり始めたころを見計らって、式の準備です。
破魔矢と破魔弓を竹で作り、鬼門に向けて設置します。鬼門・・・そう艮(うしとら=北東)の方角ですね^^

⑩10/14上棟式祭壇

⑪10/14式の様子

⑫式終了、4日後の様子

⑩雨でぬれていて危険なので、今回の式は屋根の上ではやりませんでした。T様のお宅は平屋なので1階ですが、例えば2階建てのお宅の場合は2階部分でやったりします。(△伊豆の国市のK様邸△沼津市のS様邸<△上棟式の様子>はそれぞれ屋根の上ではなく2階で式を執り行いました。△クリックで各ページに飛びます)
また、たびたび紹介していますが、上棟式は地域(棟梁)によって違いが結構あるようです。アーキ工房で棟梁にお願いするときは、祭壇に烏餅(からすもち)というものを用意します。この餅は、式が終わった後も下げずに置きっぱなしにしておくのですが・・・もしこの餅が無くなっていたら、縁起が良いのだそうです。厄を持って行ってくれる、らしいですよ(棟梁談)
通常屋根に置きっぱなしになるので、烏か何かが持っていくんでしょうね。ここの現場の上空は烏より鳶が多い感じですが^^
因みに、上棟式で頂いたお餅は焼かずに煮て食べるのが良いそうです。焼く=火事を連想するので縁起が良くない、ということですね・・・焼き餅が好きなんですが、ここは雑煮で・・・(^^;)

閑話休題。

⑪式の様子です。棟梁が式を執り行います。お施主様ご夫婦と、我が社の社長、若手2人が同席します。
上棟、おめでとうございます。

⑫式は無事に終了しましたが、この後数日に渡って天気がぐずつき、4日後にようやく青空が見えましたが、すぐに天気は変わってしまいました・・・。空の機嫌だけはどうしようもできません・・・。空とにらめっこしながら、出来るところから進めていきます。

 

それでは、今回はこの辺で・・・!

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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T様邸のご紹介はまだまだ続きます、また次回をお待ちください^^

伊豆の国市 T様邸新築住宅⑤

設計・施工を請け負います「アーキ工房」です。

前回に引き続き、T様邸 和風住宅新築工事のご紹介です。

今回は、土台工事の紹介をしていきたいと思います。
(画像をクリックするとちょっと大きめの画像が見れます)

①墨出し位置確認

②土台アンカー位置穴あけ

③土台仮置き状況

①土台の芯の墨出し位置を確認しています。
万が一ここに間違いがあると、場合によっては柱などの設置位置や組む箇所がずれて家が建てられない!・・・というのは大袈裟ですが、今後の工程に悪影響を及ぼし、どちらにしろ良いことは全くありません!全てが建ってからでは修正がきかないので、この段階でしっかり確認をして問題がなければ次へ進みます。

②・③各土台部材を据付ける箇所に仮置きし、アンカーボルトの位置に印をつけて穴をあけ設置していきます。
ここで穴を開ける位置を間違えると基礎の上に設置したときに、適切な位置にアンカーボルトが出てきません。差し金と鉛筆を使って印を打ち、穴あけ用のドリルで土台面に垂直に穴を開けます。

④ケミカルアンカー

⑤勝手口軒先柱沓金物設置

⑥土台据付状況全景

④・⑤勝手口の軒先柱の沓金物は、あと施工アンカーでで取り付けます。
④はケミカルアンカーです。ケミカル(=化学的)ですから、薬剤を使い化学反応を利用してアンカーボルトを固定します。
⑤バッチリ固定できました!

 

⑥土台据付状況の全景です。こんな感じで土台の据付が完了します。

 

 

次回は建て方開始から上棟式までをご紹介します。

伊豆の国市 T様邸新築住宅④

設計・施工を請け負います「アーキ工房」です。

 

前回に引き続き、T様邸 和風住宅新築工事のご紹介です。

 

今回は、鉄筋工事~基礎工事までを紹介していきたいと思います。

 

 

捨コン上に建物の通り芯や立ち上がり芯などの「墨出し」作業を行い、それに準じて基礎配筋工事を行います。

配筋状況です。

多くの方がイメージされているとおり、大変重要で大事な工程でもあります。

※チェック事項は・・・

・配筋の形状
・鉄筋の径
・配筋の配置
・配筋のレベル
・配筋のピッチ
・配筋の継手の位置
・配筋の継手の長さ
・配筋の定着長さ
・かぶり厚
・補強筋(コーナー部・開口部)
・スリーブ
・逃げ配管の状態

これらの項目を確認しながら配筋組を行います。

続いて第三者機関より行う「配筋検査」です。

鉄筋相互の幅や型枠との距離がしっかりとれているか、などを検査します。もし、ここで適切ではない箇所があれば是正の指示が入ります。この日も、問題なく検査は終了しました。

そして・・・

 


検査に合格し、基礎ベースのコンクリート打設です。

コンクリート強度21KN/c㎡のレディーミクスコンクリート(工場調合による生コンクリート)を使用し、圧送車を用いて打設します。


ジャンカやコールドジョイントができないように、バイブレータで締固め、

コンクリートの表面を平滑に仕上げるための均し作業を行い、打設完了です。

続いて、基礎立ち上りの型枠工事です。
位置や高さを確認しながらアンカーボルトも設置します。

この工程に入る前に、再度「墨出し」作業を行い、図面通り正確に立ち上りの位置を出してあります。


打設の準備ができました。

ここでのチェック項目は、、、

・型枠(基礎立上りの内側)
 設置状況(固定・並びに乱れがないか)
 ゴミ等の付着物(鉄筋の付着物も)
・金物
 アンカーボルトの位置
 アンカーボルトの固定
 アンカーボルトの傾き
 アンカーボルトの埋め込み寸法
・コンクリート
 JIS規格のコンクリートか
 バイブレータでしっかり締め固めをしているか
 クラック(ひび割れ)
 ジャンカ
 コールドジョイント
 天端の水平
 コンクリートの打継面の状況
 出荷伝票
 配合計画書
 基礎の幅・高さ

これらの項目を目視や道具を使って確認した後、圧送車を用いてコンクリートを打設します。


コンクリート打設完了後、養生期間(5日)を経て型枠脱型です。

その後、土台工事に移るわけですが、その前に、玄関やお風呂場・勝手口などの箇所に仕上がり時の高さを見越して
あらかじめ増し打ちコンクリートの打設や柱脚金物の設置など、細かい工事を行っていきます。


基礎工事完了です。

綺麗に仕上がりました!

 

 

次回は、土台工事からのご紹介となります。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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