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伊豆の国市 T様 蔵風事務所 ④

こんにちは。

前回の更新から大分、間があいてしまいましたが「伊豆の国市 T様 蔵風事務所」の工程紹介の続きをしていこうと思います。

尚、この物件はお引渡しが完了しましたので、画面上部にある「プロダクション」より”その他”の項目にて、完成後の外観及び内観の写真を全てではありませんが載せています。あわせてご覧下さいnotes

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さて、ここからはいよいよ基礎の工事に入っていきます。

 

まずは、石垣の中の土を掘っていきます(これを専門用語で「根切」といいます)。
古い石積みを残し、石積みに建物の加重をかけないための深基礎を造るためです。

 

 

 

 

 

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i_ts012.jpg掘り終わったら、ある程度高さを揃えながら砕石を敷いて突き固めます。

次に捨てコン(捨てコンクリート)を打ちます。捨てコンは均しコン(ならしこん)ともいいます。構造上は特に重要ではないのですが、凹凸を均して平行をとったり、墨出しのための下地を得るために必要な工程です。

墨出しとは、例えば洋裁で言うと、型紙の出来上がり線を「布(生地)へチャコペンでしるしをつけて写す」ようなものです。このしるしがないと型紙どおりに縫うことが出来ませんよね。型紙を使わないにしても、どこかにしるしを打たなければ綺麗に仕上げることは難しいと思います。

建物を建てるときも基本は同じで、型紙つまり図面どおりのものを造るには見えない所の作業をいかに丁寧に行なうかも重要になってきます。
墨の間違いに気付かないまま作業を進めてしまうと大変です。ですから、しるしをつけたらつけっ放しにするのではなく、必ず最後に確認をします。

 

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紹介する写真が多くなってきました・・・
ページが重たくなってしまうので、中途半端ですがひとまずここで区切ります。

次回は配筋作業からです。
まだまだ基礎工事は続きます・・・
お付き合い下さいconfident