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外構は内装と同じくらい大事! 外構の失敗例から学ぶ

外構は内装と同じくらい大事! 外構の失敗例から学ぶ

注文住宅で家を建てる際、内装のイメージはしっかりとあっても、外構まで考えている人は意外と少ないものです。「外構なんてどの家もそれほど変わらないだろう」そう思っている人もいるかもしれませんが、実は外構はとても重要な要素です。機能面や防犯面からも手を抜く訳にはいきません。外構は内装ほどこだわらない人が多い分、意外と家を建てた後に後悔する人が多い部分です。

また、知らない人が家を見たときに家屋自体は立派でも外構がなく殺風景ですと、その家の住人に対して持つイメージすら決まってしまいます。そこでこの記事では、外構で失敗した人の体験談から、後悔しないための対策を紹介したいと思います。マイホームを検討されている方は是非参考にしてください。

外構の失敗談とその対策

駐車スペースが悪い

何よりも多い外構の失敗は、”想像以上に駐車スペースが不便だった”ということです。例えば、玄関までの道のりに屋根がなく雨の日に毎回濡れてしまったり、距離が遠くたくさん買い物をしたときに運ぶのが大変だったり、実際に住まなければ気づかないような問題点が多く出てきます。

また、一台一台の駐車スペースが狭いと駐車しづらいですし、ベビーカーや車椅子を頻繁に利用するご家庭は、十分なスペースがないと車の乗り降りが大変です。駐車スペースは多少費用が高くなってもこだわっていい場所です。将来的に車のサイズも変わるかもしれないことも踏まえて、なるべく余裕を持って駐車スペースを確保しておきましょう。

メンテナンスが面倒

ガーデニングを始めようと外構に土の部分を残していましたけれど、実際は管理する時間がなかった、といことはよくあります。夏などはものすごいスピードで雑草が生えるので花壇や植木のメンテナンスは大変です。砂利などを敷いておけばある程度は雑草を防ぐことができるのでおすすめです。外構の計画は、まず第一に、いかにその後のメンテナンスで楽をできるかどうかを考えることがセオリーです。

散水栓の位置が悪かった

車を洗うときや、泥まみれの靴を洗うときなど、外で水を使う機会は意外と多くあります。散水栓は業者の人に言われるがまま設置しがちですが、「ここにあればよかったのに・・・」と後悔しないために、庭先での動線をイメージして蛇口の位置もきちんと考えておきましょう。一度設置してしまうと、そう簡単に散水栓の位置は変えられません。設計の段階で失敗のないようにしましょう。

玄関アプローチが歩きにくい

玄関アプローチにこだわる人が多いのですが、長い目を見て設計しなければいけません。確かにステップストーンなどはおしゃれなのですが、車椅子で通ることはできますか? 今は問題なくても、後々困るような家の造りは避けなければなりません。

使われないウッドデッキの存在

限られた空間をいかにうまく使うかが鍵ですので、使われないスペースができてしまってはもったいないものです。その代表的な存在がウッドデッキ。ウッドデッキは非常に人気なのですが、位置やサイズをしっかりと考えなければ使われないスペースと化してしまいます。設計段階ではそこに机や椅子を置いてリラックスするスペースにしようと思っていたにも関わらず、実際はスペースが小さすぎてそんな余裕がなかったり、想像していたより日当たりが悪くウッドデッキでゆっくりすることがなかったりと、よくイメージすれば分かるようなことでも失敗する人が多い箇所です。結局使わなくなってしまっては意味がありませんので、憧れだけで決めず、本当にその場所が必要かどうかじっくり検討しましょう。

オープン外構に対する不安

あえて家の周りに柵や塀を作らずにオープン外構にする人も中にはいらっしゃると思います。「最初は開放的でいいと思っていたけど、通りすがりの人がチラチラと家の中を覗いてくるのが気になる」と、実は後悔するケースが多いです。オープン外構は外からしっかり室内が見えるので防犯にいいという意見もありますが、犯罪者を心理的に思いとどまらせるためにはむしろ塀は必要不可欠です。簡単に飛び越えることができる高さのものでも、塀があるのとないのとでは防犯面で大きな違いがあります。

屋外コンセントを付けなかった

「外で電気を使うことがない」そう思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、後々になって電灯を点けたくなったり、いつDIYに目覚めるかも分かりません。何かを外で作業する際にはコンセントがないと動かせないものは意外と多いものです。設置しておいて損はありませんので一箇所だけでも付けることをおすすめします。こちらも必要になったときに後から気軽に付けられるものではありませんので、新築を建てるタイミングで検討しましょう。

まとめ

新築を建てるときに内装にこだわる人はいても、外構にまで頭が回らない人はとても多いです。言われるがままに工事を進めてしまいますと、後々後悔することになるかもしれないので注意が必要です。外構は内装と同じくらい重要との認識で、設計士としっかり話し合って決めていきましょう。そのためには色々な失敗談を知ることで、事前に対策を採ることができます。

静岡県伊豆の国市にある「アーキ工房」は、地域に根付いた工務店です。注文住宅だけでなく、外構工事も行っており、植栽や草木の草刈りや剪定など全てお受けいたします。限られた空間を最大限に活かし、満足のいく外構に仕上げますので、静岡県で外構工事を検討中の方は是非一度お気軽にお問い合わせください。